DACA廃止の抗議集会に参加してきました

 

今週から本格的に授業がスタートし、あっという間に一週間が過ぎ去りました。課題の量が多すぎて、”暇さえあれば勉強”という日本の大学ではテスト前でもありえないような勉強量をこなした一方で、これからは授業の形式を理解した上で、如何に要領よく授業の準備をするかが大事だなと痛感しました。

 

さて、今週すべての授業が終わり、屍のようにベッドに横たわっていると…

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ルームメイトに、「15時からDACA廃止反対の集会があるけど、いかない? ブログにDACAのこと書いてたでしょ?」と言われ、興味があったので向かうことに。

 

集会はキャンパスの中庭で行われたのですが、開始予定の15:00にはあまり人がおらず、かなり小規模だなと思ったのですが、始まるに連れてどんどん人が集まり、最終的にはこんな感じに↓(横にも広がっているため、この写真からは想像できないほどたくさんいます。)

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集会では主催者、Dreamers(DACAの認定を受けている学生)、教授らのスピーチがありました。

特にDreamersの学生のスピーチは心に触れるものがあり、例えばアメリカに移住する背景にある幼少期に経験した彼の苦しみについて話が及ぶと、涙を流す学生の姿もみられました。そうしたセンチメンタルな部分についてこのように他の人に共有される機会・環境ないしその自由度はあまり日本では経験したことのないものです。

 

この集会を通して強調されていたのは、人種や出自によって「人権が否定されてはならない」

ということです。そして、肌の色や属性によってではなく、「実績」=what they accomplishedで人は判断されるべきだということです。DACAの対象となる人に過去に犯罪を犯した人などはいないのです。

 

最後には、"We stand with Dreamers"と全体で連呼することで集会は締めくくられました。このようにして、"Solidality"を強めるというのはアメリカらしいところでもあり、この集会の根本の目的であるのだと思います。

 

これだけ価値観・物事への考えを大きく揺さぶられる日は久しぶりでした。短い留学生活の中で、このように内面の価値観(哲学)形成に関わる重要な体験をこれからもできるといいなあ。

 

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